釣り初心者に立ちはだかる「無精付け」
延べ竿での釣りを始めたばかりだと、仕掛けの取り付け方に悩むことってありませんか?
とりわけ、ビギナーに立ちはだかるのが、穂先と仕掛けの結び方。
ここをしっかりと結べないと、釣行自体が失敗となることさえあるのです。
今回は、そんな結び方を、ストーリーで紹介したいと思います。
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蝉が鳴き出したのは、ちょうど朝の7時を過ぎたころだった。
玄関の戸をくぐると、モワッとした空気が顔にまとわりつく。
肩にかけた竿袋と、背中に回したライフジャケットが、妙に重たく感じられた。
家から南へ、団地を抜けて5分。
そこには、思っていたよりもずっと立派な川が流れている。
両岸はコンクリートで固められていたけれど、豊富な水量が運んだ土砂のおかげで、
数百メートルにわたって自然の河原が広がりアシの林となっている。
川幅は15メートル近く、水はゆったりとした音をたてて流れている。
その表面は朝日を反射して、きらきらとまぶしいほどだった。