2025年8月15日金曜日

魚はいる、なのにウキが反応しない、どうして?!オイカワ・ウグイ

ウキ釣りのカギはやはりウキ

釣りの楽しさは、ただ魚を釣るだけではありません。ウキがピクリと動く瞬間、川面の小さな変化に気づく感覚――それを生み出すのが、ウキとオモリの絶妙なバランスです。
軽すぎても重すぎても、アタリは見逃してしまう。今日は、その微妙な調整について、ストーリーでわかりやすく解説します。


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水面は朝の光を鏡のように反射し、時おり流れに砕けて細かな光の粒を散らしていた。6時だというのに渡る風は蒸し暑く、歩くたびにアシがまとわりつき、イライラを募らせる。

釣れない。ウキがピクリとも動かない。
目ぼしいポイントをいくつか回ったが、じわじわと焦りが積もっていくばかりだ。

朝マズメを迎えてから、すでに一時間半は過ぎている。あちこちでオイカワのライズが上がり、魚が最も活発になる時間帯のはずだ。
しかし、ウキはただ川面を滑らかに流れ続けるだけで、一度たりとも揺れることも沈むこともない。

「今日はどうしたっていうんだ?」


2025年8月9日土曜日

穂先に仕掛け、どう結べばいいの? 無精付けをより強固にする方法

釣り初心者に立ちはだかる「無精付け」

延べ竿での釣りを始めたばかりだと、仕掛けの取り付け方に悩むことってありませんか?
とりわけ、ビギナーに立ちはだかるのが、穂先と仕掛けの結び方。 ここをしっかりと結べないと、釣行自体が失敗となることさえあるのです。

今回は、そんな結び方を、ストーリーで紹介したいと思います。

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蝉が鳴き出したのは、ちょうど朝の7時を過ぎたころだった。
玄関の戸をくぐると、モワッとした空気が顔にまとわりつく。
肩にかけた竿袋と、背中に回したライフジャケットが、妙に重たく感じられた。

家から南へ、団地を抜けて5分。
そこには、思っていたよりもずっと立派な川が流れている。
両岸はコンクリートで固められていたけれど、豊富な水量が運んだ土砂のおかげで、
数百メートルにわたって自然の河原が広がりアシの林となっている。

川幅は15メートル近く、水はゆったりとした音をたてて流れている。
その表面は朝日を反射して、きらきらとまぶしいほどだった。


魚はいる、なのにウキが反応しない、どうして?!オイカワ・ウグイ

ウキ釣りのカギはやはりウキ 釣りの楽しさは、ただ魚を釣るだけではありません。ウキがピクリと動く瞬間、川面の小さな変化に気づく感覚――それを生み出すのが、ウキとオモリの絶妙なバランスです。 軽すぎても重すぎても、アタリは見逃してしまう。今日は、その微妙な調整につい...